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企業がフィルムラッピングの利用する有効性と手法について

1. フィルムラッピング導入の考え方

2. フィルムラッピングを利用できる対象物

3. 車両ラッピングを導入する上での基本的な留意点

4. 車両ラッピング・システム

5. 車両ラッピングデザインの基本方針

6. 車両ラッピングの具体的な手順について


                    
   



1.フィルムラッピング導入の考え方

企業の広報広告活動の中でラッピング手法による企業イメージつくりは近年非常に重要な手法として考えられています。

なぜでしょうか?

どこの企業の商品・サービスに大きな差が無くなり、消費者の行動は物不足からの消費から嗜好的な(好き嫌いで判断する)消費に変わってきたからです。


こんな時代では今後どのようにして商品、サービス、を消費者に購入していただくか重要な課題となってきています。

機能の高い商品サービスが指示される時代に変化が現われ始めました。

企業のメッセージを正確に多くの人に共感される事が重要な時代になってきたと言う事です。コミニュケーション能力の高い企業は広報・広告活動の中で多くのファンを獲得するためにいろいろな手法をチャレンジしています。ソーシャルネットワークSNSを代表とするtwitter facebookなどを取り組んでいる例がこれにあたります。大切な事は消費者との対話を中心に広報広告活動している企業姿勢を消費者が理解し、企業はその活動に多大なコストをかけないという事です。

ここにフィルムラッピングの重要性があります。なぜならば、フィルムラッピングはすでに企業が持っている車両、建物にフィルムを貼るだけで広報広告活動ができるからです。

企業は限りある経営資源を有効に使い消費者に対して対話をする。また、消費者(顧客)は企業の姿勢を十二分に理解して商品、サービスを購入する。

この2点の共感が成り立っている関係が企業発展に不可欠なのです。

フィルムラッピングは他の広告アイテムと同等に経済的であるにもかかわらず、日本ではUSAと比べるとフィルムラッピング広告が遅れています。


これは、フィルムラッピングを導入する時点ですでに
USとの差があり、日本の企業がどのようにしてフィルムラッピングを導入し、実施してゆくかの基準が確立されていないからです。





2.フィルムラッピングを利用できる対象物

フィルムラッピングを利用する場所は大きく分けて2つあります。

建物を代表するビルラッピングと車両を利用する車両ラッピングの2つです。ビルラッピングは現在日本で導入しようとすると各地方の条例(法律)によってかなり制限されて、自由度が確保できていません。車両を利用した車両を使用する車両ラッピングは自由度がかなり確保されており、企業が消費者、顧客とコミニュケーションを円滑にする場合にはきわめて有効な手法です。

特に、自社所有の車両の営業車、配送車、トラックを使用した車両ラッピングは非常に有効な手段となってきています。

車両ラッピングを企業に導入する場合、次の2つのタイプがあります。

タイプ1 新しい企業設立、又は社名変更など、企業そのものが新規組織をつくったり変更した場合。車両ラッピングを継続させるデザインシステムの中に導入するタイプ。(社名変更、企業統合がこれにあたる)


タイプ2 新商品、サービスを販売に伴う広告ラッピングの必要性を生じ、部分的、段階的に導入するタイプ(キャンペーン告知、周年事業がこれにあたる)

タイプ1の場合はコーポレートカラー、ゴロを中心に企業イメージを普遍的な価値として消費者、顧客にPRさせるデザイン。タイプ2は商品、サービスをフルグラフィックスで印刷されたラッピングフィルムに再現して表示させるデザイン。最近は印刷機器の発展にともなってタイプ2の手法が手軽に多くの企業で利用されています。







3.車両ラッピングを導入する上での基本的な留意点

@車両ラッピング導入と実施はその企業の姿勢を表現する上で、思いもよらぬ効果をあげます。ここでは企業
経営者の総合的で高度な判断を必要とします。つまり企業内での企業理念、企業姿勢などの意思統合が必要となります。

A車両ラッピング導入の時期とその他の企業イメージを向上させようとするブランディングとの関係を重視し、最大の相乗効果をあげるよう進めなければなりません。例えば、その時期は社名変更とか商品の新発売等がそのチャンスとなります。

B経営者から全部門にわたる社内スタッス社外スタッフにおよぶ関係者に、車両ラッピング導入を告知し、理解させなければなりません。

このような基本的な姿勢が前提となります。





4.車両ラッピング・システム


日本において最近車両ラッピングに対する関心度が高まり、企業もイメージ向上のため導入するケースが

多くなりました。しかし、アメリカと比べ歴史も浅く、車両ラッピング専門のデザイナーは多く存在しませ

ん。企業のイメージ向上のためのラッピングの位置付けはどうあるべきか、輸送機器の持つ、複雑な形状と

か多くの車両タイプに対して、どのようにデザイン面で対応すべきかなどの豊富な知識と経験を持たねば、

効果ある車両ラッピングデザインが出来ません。

特に最近の印刷技術の発展で知識のない企業が車両ラッピングを手がけていますが、フィルムの知識や施工

技術、運営システムなどトータルでノウハウを保有していない事で多くの課題を発生させています。

ラッピングに適している企業の保有物としては「車」が通常的ですが、現在では航空機、空輸コンテナー、

大型船舶からボート、建設機械農機、そして電車に至るまでラッピングの対象と考えられています。

ラッピングされた車両は働く広告塔と称されるように、移動しながら効果を発揮しなければなりません。人

の目がラッピングした車両の動きをどのように見ているかを十分に研究しなければ、望ましいデザインを創る

ことはできません。このように車両ラッピングをデザインする上で数々の難問題があげられる理由から、専門

デザイナーが日本にはいないとされている理由です。

YMG1では永年にわたって育てあげたラッピングに対する専門的なノウハウを収集・分析・研究し、今や

フィルムの製作施工会社としてだけでなく、ラッピングのプロ集団として、適確なフィルムの選択から印刷・

加工そして施工までを行い、費用の配分・効果・管理マニュアルの制作に至る一連の作業を基本とした計画を

ラッピングシステムとしてご提供しています。

YMG1が貴方の企業の車両ラッピングのアドバイスからプレゼンテーションまでをお手伝いします。

それでは車両ラッピングデザインをする上でのチェックポイントを検討してみましょう。



5.車両ラッピングデザインの基本方針

@企業目的・方針を反映していること

A時代のトレンドを反映して、陳腐化していないこと

B視覚的イメージに差別性を有していること

C視認性に優れていること

D記憶性に優れていること

E連想性が豊かで経済活動に有利に働くこと

以上があげられます。

このような、デザインをする上での基本方針があり、さらにもう1つのデザイン要素があります。それは、企業の基本的デザイン要素(社名ロゴタイプ・社章・キャラクター・企業スローガンetc)であります。


ラッピングのデザイン表現は次のようなタイプに大別することができます。

1、商品がその企業の代表である場合

2、ロゴタイプとマークが兼用されその企業を代表している場合

3、コーポレートカラーが企業を代表している場合

4、キャラクターとマークが兼用され、その企業を代表している場合

5、マークそのものが企業を代表している場合

ラッピングデザインする場合、上記のどのタイプにあてはめ、どのタイプに属せばよいか、又どの方向でデザインすればよいか検討する必要があります。

デザインの基本方針、基本的デザイン要素、タイプ・イメージなど整理した後、いよいよデザイン作業となりますが、具体的に次のような点を十分に検討しながら制作します。


1、人間の目が、動く媒体にどのような対応力があるかを再確認します。

  それによってキャラクターや文字の大きさ、色、文字の数等を割り出さねばなりせん

  基本的には、人間の目の遠点である10m20mはなれて人々が見るという基準で考

  える必要があります。

2、トラックを前提として解説しますと、まず人々がそのトラックを注目します。

    つまりトラックの前面に何がしかの発見・注目されるラッピングが必要となります。

    そして人々の目の前を通過する時、車体にデザインされたラッピングで視認し、判読をします。

  その延長として走り去るトラックの後部面を追跡し確認します。

  これらの一連の動きを考慮に入れデザインする事が重要です。

3、上記の、発見・注目から追跡確認まで短時問の中で人々に強く、しかも好印象を与え、

    同時によく理解    させるためには、できるだけ単純・明瞭さが重要であり、企業

    イメージの向上を目的としたデザインが必要です。

・デザイン制作後、再度、次の様な項目でチェックします。 

  A  法的チェック

  B  類似チェック(他社に類似したデザインはないか)

  C  視別性チェック(形態や色など他社と比較してはっきり見分けられるか

 D  指示推測性チェック(デザインがその企業を表現しているか、

    又正しくその企業の業種や製品を連想させているか
)

  E  記憶性チェック(覚えやすく、印象に残りやすいか)




6.車両ラッピングの具体的な手順について


1、目的を決める

  @ セールスプロモーションとして商品サービスを告知したいのか・・・短期的

  A 商品サービスイメージを伝えたいのか?・・・・・・・・・・・・・中期的

  B 企業名称等を告知したいのか?・・・・・・・・・・・・・・・恒久的長期表示 
 
それぞれ@ A Bの選択によってラッピングフィルムの選定ができ大まかな予算算出が可能となります。


2、対象車両を決める

  @ 自社保有の営業車両 配送車両を使用する

    A 提携配送業者の配送トラックを使用する

    B 路線バス等の交通広告車両を使用する

    C イベントトラック、大型観光バスを使用してイベントプロモーションをする

    D その他、利用できる輸送車両を使用する

上記@Aは車両利用のための使用費用はラッピング費用以外に発生しません

BCDの利用方法はラッピング費用以外に車両使用料が発生します。


3、全体予算を仮説査定する

1、2、をそれぞれ決定して全体の車両ラッピング予算を算出する。
  

4、 実施計画を作り、計画を決定する

   全体予算を算出する事でどの時点でどんな展開が予算的にできるのか?具体的な計画が作れる

例1) 商品・サービスキャンペーン告知車両ラッピング

A企業 営業車両台数全国で100台

配置営業所 15箇所 

1営業所平均車両台数 5台

東京本社       15台

大阪支社       10台


  目 的 

             新商品の販売キャンキャンペーンを発売日1ヶ月前から営業社員が

             各得意先を訪問してPRする。

  車両ラッピングの効果

             ・ 営業社員のモチベーションの向上

             ・ 得意先への商品への話題提供

             ・ 営業走行中の広告告知効果

             ・ その他広告との相乗効果

 上記の条件での予算つくり

          案1 全車両100台をフルラッピングしてPRキャンペーン

        1台ラッピング費用    5万〜20      500万〜2000万

          案2 各拠点17拠点でイメージリーダーカーを保有台数の20%作成して

          後の車両は告知のキャンペーンステッカータイプを使用する

        20台対象 1台ラッピング費用 5万〜20万  100万〜400万

        80台対象 1台ラッピング費用 0.8万〜2万   64万〜160万

        100台ラッピングキャンペーン費用 164万〜560万

   ご覧頂いてわかるように案1では 総額500万〜2000万円の費用ですが、

   案2では同じボリュームで総額164万〜560万と費用は1/4に抑える事ができ

   キャンペーンの成果、販売状況で対象車両を増やす事ができる。



例2) 社名ロゴ変更、企業統合表示変更車両ラッピング

   B企業 営業車両台数全国で100台

                配置営業所 15箇所 

               1営業所平均車両台数 5台

               東京本社       15台

               大阪支社       10台


  目 的 

             企業統合による社名表示変更、統合のための保有車両の表示変更実施

  車両ラッピングの効果

            ・ 営業社員の意識統一

            ・ 得意先への新表示の告知

            ・ 営業走行中の告知効果

  上記の条件での予算つくり

         案1 全車両100台を表示変更ラッピング

        1台ラッピング費用       5万〜8万  500万〜800万

     案2 100台の車両耐久年数5年(リース満了5年)を想定して3年以内に購入した60台を
               正規表示に車両ラッピング、残40台は簡易表示変更して次回、新車

       購入時に正規表示をする。

        60台対象 1台ラッピング費用 5万〜8万   300万〜480万

        40台対象 1台ラッピング費用 0.8万〜1,2万  32万〜48万

              100台ラッピングキャンペーン費用 332万〜528万

   ご覧頂いてわかるように案1では 総額500万〜800万円の費用ですが、

   案2では同じボリュームで総額332万〜528万と費用は30%削減に抑える事ができ

   新車購入時の変更により、2年後には100台すべての新表示が可能となる。


5、車両デザインの製作

  車両デザイン製作は企業広報活動を多くの人に告知するために下記の方法がある

@ 基本デサインを広告代理店に依頼する

A 基本デザインを社内公募する

B 基本デザインを一般公募する

   キャンペーン告知の車両ラッピングでは他の広告の関係で@を選択するケースが多 く、
      ロゴマーク等の社名表示の場合は@Aが主流になる。キャンペーン告知、企業PRをか
      ねたイベントとして展開する場合はBで募集し決定は各企業で選定事が多い。


6、保有車両に基本デザインを展開する

  企業が保有している車両ラッピング対象車は多くの種類があり同じタイプの車両でも詳細
    が違うケースがほとんどである。したがって保有車両に基本デザインを忠実に示し全体を
    管理して車両管理台帳を作成する事は車両を有効利用する車両ラッピングで は最も重要
    な作業となる。


       ・ 現有車両の調査

       ・ 各車両へのデザイン展開

       ・ 使用フィルムラッピングの設計

  上記の項目が検討、完成することで車両ラッピング管理マニュアルが作成される


7、全体ラッピング費用の確定 

  4の実施計画 6の管理マニュアルが完成することで費用は確定する


8、車両レイアウトデザインの承認

  基本デザインによって作成された車両レイアウトデザインの承認
 

9、ラッピングフィルム製作


10、ラッピング施工開始

 

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